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⑦光の園子ども家庭支援センター(大分県別府市)

子どもと家庭を支えるために預かりを中心に行政と連携した地域支援

■大分県別府市にある社会福祉法人別府光の園は、児童家庭支援センター・児童養護施設・放課後児童クラブ・保育所・児童館・一時保護専用施設・別府市子ども家庭総合支援拠点支所・共同生活援助グループホームの8事業を児童家庭センターを中心に複合的に展開することによって、幅広い年齢層の子どもたちが自然に過ごせる場所となり、地域に開かれた児童福祉施設として知られている。


■光の園子ども家庭支援センターでは、一時保護・ショートステイ・里親レスパイトケアなど、宿泊を伴う預かり事業によって、24時間365日体制で地域を見守っており、アウトリーチを含む相談支援業務のほか行政機関では対応困難な夜間、休日の対応を“ 預かり” という具体性のある支援でフォローしている。


■光の園子ども家庭支援センターの特徴の一つとしては市との強固な連携がある。社会福祉法人光の園が別府市子ども家庭総合支援拠点事業を受託していること、更に児童家庭支援センターにおいて別府市支援対象児童等見守り強化事業を市の補助を受け実施していることにより、市との連携が図れている。


■地域のニーズに応えるために、県や市町村等と連携しながら事業を進めている光の園の実践から、歴史と理念によって培われた専門性を見出すことができた。

①別府市・・・人口113,958 人。日本有数の温泉地。 約3,000 人の留学生を受け入れるなど、国際交流都市としても発展。「湯けむりと、ぬくもりの中で、子育てしや すいと実感できるまち」を目指す。市内には、光の園含め児童養護施設が3か所、乳児院が1か所ある。 ②近隣市町村との関係・・・国東市、杵築市、日出町、別府市、大分市、豊後大野市、佐伯市、がショートステイ受け入れ地域。また、別府市を含む3 市町村にて、要対協のケース管理会議に参加。

基礎データ

事業所名・所在地:光の園子ども家庭支援センター・大分県別府市荘園八組
母体(設置主体)社会福祉法人別府光の園
開設年:平成11(1999)年
設置主体が有する施設・機関と併設状況:
 児童養護施設・保育園・児童館・一時保護所・別府市子ども家庭総合支援拠点事業
 放課後児童クラブ・共同生活援助事業グループホーム
スタッフ:総数7名+5名 
 7名(相談員3名 心理士1名 市拠点事業担当2名 見守り強化事業1名)
 5名(一時保護所担当職員3名 児童養護施設里親支援専門相談員1名、
    児童養護施設心理療法士1名)
開設時間:24時間 365日

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