令和2年8月27日、札幌市のかでる2・7にて北海道児童家庭支援センター実務者研修会が開催されました。全道から8センター16名、加えて来年度開設予定の施設から3名、計19名が参加しました。講師に札幌医科大学保健医療学部看護学科の澤田いずみ准教授をお迎えして、「親支援に生かす、親支援プログラム『Triple P』」というテーマで研修会が行われました。『Triple P』では親への子育て技術の伝え方が明確に定められており、それが教育的プログラムとして土台がしっかりと組まれていることが大きな特徴となっていました。

　前半部分では、「前向きな子育て」という考え方である『Triple P』の基本的な考え方を学び、親子関係をどう捉え、新たな親子関係をどう作り上げていくのかという問題意識を共有することができました。後半部分では、実際に子育ての場面で『Triple P』の技術をどのように実践したら良いのかを具体的に教えていただき、子育てへのヒントを得ることができました。

　今回の研修を通して、親支援の重要性を再認識することができただけでなく、支援の在り方について改めて考える機会を持つことができ、充実した研修となりました。