H29年度実務者研修会
全国児童家庭支援センター協議会実務者研修会が、TKP品川カンファレンスセンター(東京都港区高輪)にて、平成29年7月20日(木) 9:45~17:00の日程で開催されました。当日は、全国の児童家庭支援センターの実務者を中心に、計110名が参加しました。
研修内容は、まず橋本達昌副会長(児童家庭支援センター一陽)から「児童家庭支援センターの法制上の位置づけと機能の変容について」と題した講義を受け、続いて小木曽宏会長(児童家庭支援センターふたば)のご指導により「とりまく情勢と協議会の役割」に関する演習を実施しました。
午後からは、藤井美憲先生(愛泉こども家庭支援センター)から運営ハンドブックを改正するに至った経緯や要点についての講義を受け、その後、砂山真喜子先生(あすなろ子育て広場)をリーダーとする全国協議会研修局員のファシリテートにより、統計基準の内容や実績のカウント方法等に関するグル-プワーク学習を実施しました。このグループワークでは、ファシリーテーター役を担った研修局員が大活躍し、アセスメントの重要性やエコマップ作成による関係機関と連携の視点を学び、実際に統計に落とし込む作業まで行いました。
参加者からは、「センターの役割の変化や確認ができ『子ども家庭総合支援拠点』についてなど大変勉強になりました。」「グループワークで感じたのは、センターによって捉え方が違い、統一されてないことを実感しました。」「多くのセンターの実践交流でき、このような機会が必要、もっと時間がほしかった。」との意見もあがりました。今後もソーシャルワークやアセスメント力の向上を目指した研修会、職種や経験年数等を踏まえた研修体系を検討していきます。