第5回九州地区児童家庭支援センター研修会
平成28年12月15日〜16日に、「第5回九州地区児童家庭支援センター研修会」を光の園子ども家庭支援センター(大分県別府市)にて開催しました。九州各県の児童家庭支援センター職員や児童養護施設職員等、10センター・3施設31名の参加がありました。
1日目は、元大分少年鑑別所長で臨床心理士の松本英明先生による「相談対応の心構え」と題した講演がありました。講演では、相談援助の際に相談員が留意しておくべき点や相談者との関わり方についての説明がありました。その後、講義を受けてのグループディスカッションを行い、日頃の相談援助業務を振り返りながら、各センターの現状と課題について情報交換をしました。
2日目は、大分県中央児童相談所の長谷川多美子心理支援課長による「明日から使えるブリーフセラピー」と題したワークショップを行いました。まず最初に家族療法やソリューションフォーカスアプローチ等の面接手法の講義があり、その後実際にロールプレイを行いながら相談援助技術の向上を図りました。
このほかに、光の園子ども家庭支援センターの松永センター長による「別府福祉塾」の説明や、児童家庭支援センター「和(やわらぎ)」の古屋次長による「センターにおける地域連携」の実践報告があり、最後に県央子ども家庭支援センターの松本センター長の「九州はひとつ」という閉会の言葉で研修会を終えました。
本研修会を通して、センター職員の相談援助の技術的向上はさることながら、職員相互の交流を図ることができ、有意義な2日間となりました。