第3回千葉県児童家庭支援センター大会
第3回千葉県児童家庭支援センター大会を、千葉県児童福祉施設協議会児童家庭支援センター部会主催で、平成28年11月18日(金)に開催いたしました。
大会参加対象者を要保護(支援)児童対策に関わる機関・専門職の方、子ども家庭支援に関心のある支援者として、県内の市町村・児童相談所・児童養護施設・子育てサークル・ファミリーサポートセンター・大学・短期大学・専門学校・幼稚園など外部からの参加者と共に、児童家庭支援センタースタッフも併せて64名の参加がありました。
今年度はテーマに『児童虐待を防ぐ地域連携支援のあり方~児童福祉法改正に伴いますます求められる地域の支援体制整備~』を掲げ、基調講演として、講師に総合病院国保旭中央病院小児科部長仙田昌義氏をお迎えし、「医療における虐待対応と家族の支援」についてご講演頂きました。仙田氏は、通院してくる子どもに虐待が疑われるケースの対応で苦労されたご自身の経験から、組織的な児童虐待対応の重要性を提唱され、院内連携チームの立ち上げや、医師の虐待対応教育プログラムの展開など、医療の分野での児童虐待対策にご尽力されており、そうした活動についてお話しいただきました。熱意のこもった力強い内容で、参加者一同大きな刺激を受けました。
後半は「事例を通した連携支援の現状と地域の課題」をテーマに事例検討を行いました。市町村と児童家庭支援センターとの連携事例を、木更津市福祉部子育て支援課副主幹小林喜代子氏に発表して頂くとともに、児童家庭支援センターと地域関係機関との連携事例を子山こども家庭支援センター柴田センター長より発表しました。
まとめに、主催者として、今後の地域における児童虐待対策と児童家庭支援センター事業の展開について、提言を行いました。
今大会を通して、児童家庭支援センターの役割と子ども虐待防止におけるネットワーク連携の重要性を再認識することが出来、大変有意義な大会になりました。