「つながり続ける実践」~こどもと家庭の背景を紐解き紡ぐ~ 中国四国地区児童家庭支援センター協議会
1日目(9月25日)
講師には、広島市舟入市民病院 小児心療科 主任部長・黒崎充勇氏をお迎えし、「虐待はなぜくりかえされるのか ~その背景を考え、支援に活かす~」という演題でご講演いただきました。
黒崎先生からは、虐待や不適切な養育の背景にある“愛着(アタッチメント)”の問題について、脳や心の発達、親子関係のあり方、支援者としての関わり方などを分かりやすく解説していただきました。
また、広島県西部こども家庭センター 東広島支所長 山本 知子氏より、「児相の現在地からみたこどもの福祉」をテーマにご講演いただきました。山本氏からは、児童相談所が直面している現状や課題、そして支援体制の変化について、豊富な経験をもとに分かりやすくご説明いただきました。
また、行政と地域・関係機関が連携して子どもを支えることの大切さ、“つながり続ける実践”の意義について、事例とともにお話しいただきました。
2日目
二日目のグループワークでは、広島市児童相談所主事の横山 善規氏を助言者としてお迎えし「家族と子どもに向き合う」をテーマに、参加者が実務者・管理職などそれぞれの立場から意見を交わしました。
サブテーマとして掲げた「ケースを見立てるために大切になる力と考え方」について、
各グループで活発な意見交換が行われ、実践に結びつく多くの気づきを共有することができました。

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