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⑧児童家庭支援センター 大洋(岩手県大船渡市)

子ども福祉を中心とした障害・地域・教育分野等との連携支援

■大船渡市にある「児童家庭支援センター大洋」は相談業務を基本としながら、関係機関との連携や地域の子どもたちの居場所づくり、訪問支援などを行っている。中でも特徴的なのは、福祉圏域および同法人内にある障害児福祉サービスと協働した支援である。


■母体となる社会福祉法人大洋会は1955 年から一貫して児童養護施設大洋学園を運営しており、地域からは歴史のある児童福祉施設として認知されている。現在では9事業7拠点の障害福祉サービスを展開していることから、障害福祉施設としての認知度も高い。


■児童福祉事業と障害福祉事業を一体として運営することによって、制度のはざまで支援の手が届きづらい境界域の子どもたちについても、児童分野・障害福祉分野双方の専門的な視点をもった支援が展開できている。


■障がいの有無に関わらず、すべての子どもたちが地域で健やかに暮らしていけるための取り組みのヒントが、児童家庭支援センター大洋から見出すことができた。

大船渡市は岩手県の沿岸南部に位置する自然豊かな人口約3万4千人のまち。サンマの まちとしても知られており、本州では最大の漁獲量を誇る。東日本大震災では今まで経験したことのない甚大な被害に遭ったが、官民一丸となった取り組みによって復興を遂げている最中である。 児童家庭支援センター「大洋」は、周辺の2市1町(大船渡市、陸前高田市、住田町)を管轄。児童養護施設「大洋学園」等と共に、子ども家庭支援の地域拠点としての役割を果たす。

基礎データ

事業所名・所在地 児童家庭支援センター大洋・岩手県大船渡市
母体(設置主体) 社会福祉法人 大洋会
開設年 平成13 年(2001 年) 8 月1 日
設置主体が有する施設・機関 児童家庭支援センター、児童養護施設、放課後等デイサービス、
              地域活動支援センターほか 障害福祉サービス9事業
スタッフ センター長1名、心理職員2名、相談員1名 ※児家センのみ、兼務含む。
開設時間 月曜日~土曜日 9:00~19:00

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