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⑮児童家庭支援センター あすか(奈良県桜井市)

市の教育委員会・母子保健との連携のもと、0 ~ 15 歳までのポピュレーションアプローチ

■桜井市立中学校全4 校にスクールカウンセラーを派遣し、生徒や保護者、教員の心理相談にあたる。またソーシャルワークのアプローチが必要な困難を抱えた生徒には、学校長の許可を得てケースを学校外へ持ち出し、児童家庭支援センターの相談ケースにつなげている。不登校生徒に対しては法人が運営するフリースペースを紹介している。


■桜井市立小学校全11 校および磯城郡川西町立川西小学校の計12 か所の学童保育所を運営。保護者の迎えが深夜になるケースもあり、実質トワイライトステイの役割も果たしている。


■桜井市の「陽だまり」(発達の気になる幼児のための母子通園教室)に週3 回心理職を派遣。保護者へのアドバイス、保育士、保健師へのフィードバックを行っている。


■桜井市公立保育所に巡回相談員を派遣。保育士に発達課題のある園児への関りを助言している。


■児童家庭支援センターが法人の運営する多種事業をまとめる「バーベキューの串」となる。

桜井市は、奈良県北部に位置する人口約5.5 万人、高齢化率32.1%の都市。古墳時代の王朝の中心地であったといわれ、市内にも古墳が多数。市内に保育所6 園(公立4、私立2)、小学校11 校、中学校4 校を有する。児童家庭支援センターあすかは、桜井市との長年にわたる連携のもと、乳児から中学生まですべてのこどもにアプローチする体制を構築。「地域における子育ての社会支援システムの構築」を社会福祉法人飛鳥学院の使命としている。

基礎データ

事業所名・所在地:児童家庭支援センターあすか・奈良県桜井市谷265-4
母体(設置主体):社会福祉法人飛鳥学院
開設年:平成12 年(2000 年) 10 月
設置主体が有する施設・機関:児童家庭支援センター、児童養護施設、児童発達支援事業所、保育所、学童保育、一時保護所、奈良児童虐待防止ネットワーク「きずな」事務局
スタッフ:センター長1 名、センター次長1 名、スーパーバイザー1 名、主任(心理職)1 名、ソーシャルワーカー5 名(地区担当)、心理職員2 名(スクールカウンセラー)、事務職1 名
開設時間:月~土、9 ~ 17 時 夜間祝休日も緊急時は対応

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